McKinsey・BCG出身でも、フリーランスで月60万しか稼げない人がいる理由

更新日:2026.04.23

「大手ファーム出身なら、フリーランスでも稼げるはずだ」

この思い込みが、独立後の失敗を招く。

McKinsey、BCG、アクセンチュア出身者がフリーランスに転向して、月単価60〜80万円に沈んでいるケースは珍しくない。同時期に独立した無名ファーム出身者が月150万円を稼いでいる横で。

差はどこにあるのか。答えは「ファームの看板で隠れていた弱点」だ。

大手ファーム出身者がフリーで稼げない、3つの構造的理由

① 案件は「会社が獲ってくれていた」という事実

ファームにいる間、あなたは一度も自分で案件を取ったことがない。

McKinseyやBCGのブランドが、クライアントを連れてきていた。営業は別の誰かがしていた。あなたがしていたのは、来た案件を遂行することだけだ。

フリーランスになった瞬間、その仕組みが消える。ブランドも、営業チームも、紹介ルートも。案件を自分で獲る能力がなければ、どれだけ実力があっても収入はゼロになる。

② 「何でもできます」が最も弱い看板になる

ファーム時代は「戦略からPMO、IT、人事まで幅広く対応できる」ことが強みだった。しかしフリーランスの市場では、その「幅」が逆効果になる。

クライアントが求めているのは「この課題を解決できる専門家」だ。「なんでもできます」は「何が得意かわからない人」と同義になる。

フリーで稼げない人フリーで稼げる人
「戦略・PMO・DX・人事何でも」「製造業のSAP導入PMOが専門」
大手ファームの経歴を前面に出す「この課題を解決した実績」を前面に出す
ブランドで信頼を得ようとする成果の数字で信頼を得る

③ 最初の単価を安く設定して「安売りスパイラル」に入る

「実績を作るために、最初は安くても仕方ない」

この判断が長期的に単価を固定する。一度低い単価で受けると、次の交渉が難しくなる。クライアントの中で「この人は〇〇万円の人」という認識が固まるからだ。

2026年のフリーコンサル市場では、PMO・DX案件の相場は月120〜180万円が中心だ。最初から適正単価で入らなければ、市場相場との乖離は広がる一方になる。

ファーム出身の強みを「正しく使う」方法

大手ファーム出身であることは、確かに強みだ。ただし、使い方を間違えると弱点になる。

正しい使い方:

  • 「McKinsey式の問題構造化を、現場の実行まで一貫して担える」など、ファームの手法 × 実行力の掛け合わせで語る
  • 「〇〇ファームで何をしたか」ではなく「それによってクライアントに何が生まれたか」を数字で示す
  • 独立前から直接のネットワーク・案件ルートを確保する(エージェント依存を避ける)

コンサルポータルに掲載されている案件の70%超がクライアントまたは大手ファームからの直請け案件だ。適正な案件ルートを持つかどうかが、単価の上限を決める。


参考:axc.ne.jp(https://www.axc.ne.jp/media/careertips/consultant_starting_a_business_failure)/ consulexit.com(https://consulexit.com/free-consul/)/ levtech.jp(https://levtech.jp/partner/guide/research/detail/498/)

まとめ

  • 大手ファームの看板はフリーランスでは機能しない。個人としての価値を証明できなければ単価は下がる
  • 「何でもできる」は最も弱い売り文句。1つの専門性 × 1つの業界への特化が高単価への最短ルート
  • 最初の単価が将来の単価を決める。安売りスパイラルに入ると脱出が難しい
  • 案件獲得ルートの確保が、独立後の収入を左右する最大の変数だ

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