PwC、Workdayアプリ開発を日本展開 HRデータ活用を強化

更新日:2026.03.09

PwCコンサルティング、「Built on Workday」アプリの日本展開を開始

PwCコンサルティング合同会社は2026年3月、クラウドERPベンダーのWorkdayが提供するアプリ開発プログラム「Built on Workday」を活用したアプリケーションの日本展開を開始したと発表した。

同社は日本国内における同プログラムのサービスパートナーとして、Workdayプラットフォーム上で動作する業務アプリケーションの開発・提供を進める。

これにより、Workday導入支援だけでなく、アプリケーション開発や運用までを含めた包括的な支援体制を構築する。

Workday上で業務アプリを開発する新たなエコシステム

「Built on Workday」は、Workdayのクラウドプラットフォーム上でパートナー企業が独自のアプリケーションを開発できるプログラムだ。

人事や財務などの基幹データとネイティブに連携できることが特徴で、開発されたアプリケーションはWorkdayのマーケットプレイスなどを通じて提供される。

PwCコンサルティングは、

  • Workday導入支援
  • システム運用
  • Built on Workdayアプリ開発
  • データ活用支援

を一体で提供する体制を整備する。

これにより、企業は基幹システムの導入から高度なデータ活用までを単一パートナーで推進できるようになる。

HR評価データ統合など日本企業向けアプリを開発

今回の取り組みでは、まず人材評価・フィードバックデータの統合を目的としたアプリケーションの開発を進める。

日本企業では、

  • 部門ごとに異なる評価制度
  • 分散した人材データ
  • 人材情報の可視化不足

といった課題が存在する。

PwCはWorkday上でこれらのデータを統合し、フィードバック情報の可視化や人材育成に活用できるアプリケーションを提供する予定だ。

これにより、企業はタレントマネジメントの高度化や人材データ活用を推進できるようになる。

コンサルから「アプリビジネス」へ、PwCの新戦略

今回の取り組みは、コンサルティングファームのビジネスモデルの変化を示す動きともいえる。

従来、ERPやHRシステムの導入支援はプロジェクト型のビジネスが中心だった。しかし近年は、プラットフォーム上で動作するアプリケーションを開発し、継続的に提供するモデルが拡大している。

PwCはWorkdayエコシステムの中で独自アプリを展開することで、

  • 日本企業特有の人事制度への対応
  • HRデータ活用の高度化
  • IT運用コストの最適化

といった価値提供を目指す。

コンサルティングファームがソフトウェアやアプリケーションを開発し、継続的な価値提供を行うモデルは、今後の業界トレンドとしてさらに拡大する可能性がある。

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