アビーム、インドでDX・AIコンサルのグローバル提供体制を強化
アビームコンサルティング、インドでコンサルティング提供体制を拡充
アビームコンサルティングは2026年2月26日、インドにおけるコンサルティングサービスの提供体制を強化し、DXおよびAI領域を中心としたグローバルデリバリー体制を拡充すると発表した。
同社はインド拠点を活用し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援するための体制を拡大。テクノロジーコンサルティングに加え、近年需要が高まっているGCC(Global Capability Center)支援サービスを本格展開する。
日本企業を含むグローバル企業では、DX推進やIT運用高度化のため、海外拠点を活用した開発・運用体制の構築が進んでいる。こうした背景を踏まえ、同社はインドを中核としたグローバルサービス基盤を強化する方針だ。
GCC(グローバル・ケイパビリティセンター)設立支援を本格展開
今回の取り組みの柱となるのが、企業のGCC(グローバル・ケイパビリティセンター)設立支援である。
GCCとは、グローバル企業がIT開発や業務プロセス、研究開発などの機能を集約するために設置する戦略拠点を指す。近年は単なるオフショア拠点ではなく、企業のDXやイノベーションを担う重要な機能として位置付けられている。
アビームは、企業のGCC構築において以下の領域を包括的に支援する。
- GCC構想策定
- 拠点設立・立ち上げ
- 組織設計・運営モデル構築
- 運用・マネージドサービス
- 内製化・自走化支援
これにより、企業がグローバル規模でDX推進を行うための基盤整備を支援する。
AI・ERP・ITモダナイゼーションまで一体支援
同社のインド拠点では、DXを支えるテクノロジー領域のコンサルティングサービスも拡充する。
具体的には、以下の分野で支援を提供する。
- AIを活用したデータ分析・業務高度化
- ERP導入支援(SAP・Oracleなど)
- ITモダナイゼーション
- システム開発・運用支援
- サイバーセキュリティ
これらを組み合わせることで、戦略立案からシステム導入、運用までを一体で提供するエンドツーエンドのDX支援体制を構築する。
インドDX人材を活用したグローバルデリバリー体制
インドは世界的なIT人材の集積地として知られており、多くのグローバル企業がDX拠点を設置している。
アビームは、インドのチェンナイやハイデラバードを中心とした拠点を活用し、インドIT人材と日本人コンサルタントによるハイブリッド体制を構築する。
この体制により
- 高度IT人材の活用
- 24時間365日のグローバルサポート
- コスト効率の高いデリバリー
を実現し、企業のDX推進を支援する。
GCC市場拡大でコンサル業界の競争も激化
近年、インドを中心としたGCC市場は急速に拡大している。
特にDX・AI人材の確保を目的として、グローバル企業がインドに開発・研究拠点を設置する動きが加速している。
この流れの中で、コンサルティングファームにとってもGCC構築支援は重要な成長領域となっている。
すでに
- Accenture
- Deloitte
- EY
などの大手コンサルティングファームも同領域のサービスを強化しており、GCC支援を巡る競争は激しさを増している。
今回の取り組みにより、アビームはインドを活用したグローバルデリバリー体制を強化し、日本企業のDX推進を支えるコンサルティングサービスの拡充を図る。
GCCを軸としたDX支援の市場は今後も拡大が見込まれており、コンサルティング業界における競争の重要テーマの一つとなりそうだ。
(アビームコンサルティング プレスリリース)



